「夏にウール?」よくたずねられる三大疑問にお答えします! – MITSUBOSHI 1887
 

「夏にウール?」よくたずねられる三大疑問にお答えします!

  • by SHOPSTAFF

夏の盛りの7~9月は、よく汗をかき洗濯が増える季節ですね。
今回は、スタッフがよく聞かれる三大疑問「夏にウールって暑いんじゃないですか?」「素肌にウールってチクチクするんじゃないですか?」「ウールって洗えるんですか?」についてお答えいたします!

◆目次 

・よく聞かれる「夏にウール?」の三大疑問にお答えします!
 ①ウールって暑いんじゃないですか? → 暑くないんです!
 ②ウールって一枚で着れないんじゃないですか? → 1枚で着ても肌触りがいいんです!
 ③ウールって洗えないんじゃないですか? → MITSUBOSHI 1887のウールは洗えます!

・暑い夏にMITSUBOSHI 1887がおすすめするメリノTシャツ


◆よく聞かれる「夏にウール?」の三大疑問にお答えします!

ひつじファーム

「ウールは夏に適した素材」ということを先日のメールにてお伝えさせていただいたところ、初めて知った、勉強になった等の反響をいただきました。
その時にふと感じたことは「そういえば接客をしている時にいろんな方から同じことを聞かれるな」という事でした。

そこで今回は、夏場にウールをお勧めした時によく質問される3つの疑問にお答えします!

①ウールって暑いんじゃないですか? → 暑くないんです!

夏にウールが暑くなさそうな酒井さん
何といっても一番聞かれる事は「暑くないんですか?」という事です。
ウールと聞いて、ストールやセーターを連想する方が多いからだと思うのですが…ウールは夏に着ても暑くないんです!

MITSUBOSHI 1887製品にも使われているメリノウールは、「天然のエアコン」とも呼ばれる「着る人の皮膚の状態や外部の条件に応じた体温調節機能」を持つ繊維です。

暑い時は、汗の蒸発によって起きるゆるやかな気化冷却で快適な衣服内温度に調整し、涼しい状態を保ってくれます。
また、たくさんの空気を含んだ繊維は外気温の影響を受けにくくしてくれます。例えば高断熱の家は、暑い夏でも室内温度はそれほど高くなりませんよね。同じ原理で暑い外気をシャットアウトしてくれるため、暑さを感じにくいんです。

他にも「服がべたっとする」と暑いと感じますよね。
繊維自体に高い吸湿性を持つメリノウールは、「汗をかく前」の段階から体が発する水蒸気を吸収して大気中に発散させる湿度調整機能を持っています。また、運動してかいた汗は毛細管現象で吸い上げて気化させるので、それらの湿度調整により、肌をいつもドライで快適に保ってくれるのです。

ウールの吸湿機能がいかに優れているかを示す表があります。
これを見ると、ウールの持つ水蒸気を吸収・放出する力はコットンの2倍。ポリエステルの30倍もあるのです。
この力によって、サラッと快適な着心地をキープしてくれるんですね。

繊維ごとの水蒸気吸収性

 


②ウールって一枚で着れないんじゃないですか? → 大丈夫、1枚で着れます!

ウールポロシャツを1枚でサラッと着こなしウールのシャツをご案内した時に多く聞かれるのが、「肌触りはどうなの? チクチクするんじゃない?」ということや「1枚で着れるの?」ということです。

特にこの「チクチクする感覚」は気になるところだと思いますが、そもそもこのチクチクがどうして起こるのかをご存じでしょうか?

端的にいうと、ウールの繊維が肌を刺激しているからなんです。

ウールと一口で言っても、高級スーツに使われるような極細の繊維から、セーターに使われるような太い繊維までいろいろあるのですが、この中でも「太くて固い繊維を使用している」と、肌に触れたときにチクチクするんですね。

極めて細い繊維のメリノウールは肌を刺激することがありません。
汗をかいてもなめらかな肌触りでムレにくく、サラリとした着心地で、特に「肌に張り付く不快感」が無いのがうれしいポイントです。

MITSUBOSHI 1887が使用しているウール生地は、高級スーツに使われるほどの素材を表面加工でさらに気持ちよくしています。
さらに、衣服にする際にさわり心地の良い側が体に触れるように設計しているため、サラッと快適な肌触りを強く実感してもらえます。

「1枚で着られるの?」という点ですが、問題なく着ていただけます。
肌触りについては先ほど書いた通りですが、心配になる点は「透けるんじゃないかな…」という所だと思います。

夏場の涼しいシャツをイメージすると、薄くていかにも透けそうなものが出てくると思います。
MITSUBOSHI 1887のメリノTシャツに使用しているウール生地は、極細のメリノウールを非常に高い密度で編みあげて作られており、薄いのに透けにくい素材です。
密度が高い生地のメリットは「透けにくい」以外にも、先ほど書いた断熱効果や、耐久性が高いという点もあります。

夏場のトップスはMITSUBOSHI 1887のメリノTシャツ1枚にお任せください!


③ウールって洗えないんじゃないですか? → MITSUBOSHI 1887のウールは洗えます!

MITSUBOSHI 1887のウールシャツはお洗濯もお気軽にできます!これについては、本当に多くの方から問い合わせをいただきます。
「ウール 洗濯」と検索をかけてみれば「型崩れを防ぐためには」、「洗濯のコツ」、「ウール100%の洗い方!」というようなキーワードが並んでいます。
これを見れば、「ああ、ウールは洗濯がしづらい素材なのかなあ」と思っても仕方ありません。

大丈夫です。MITSUBOSHI 1887のメリノウールは、簡単に洗濯機で洗えるんです!

どうやって、という所を説明する前に、まずは「ウールは汚れやニオイに強い」という事を説明させてください。
そもそも、ウールの表面は天然の撥水機能によって汚れがつきにくいという特性があり、雑菌が繁殖しにくいという機能が備わっています。

衣服が汗臭くなる原因は、汗を含んだ繊維に雑菌が繁殖すること。
雑菌=嫌なニオイの元、と考えれば、雑菌の繁殖は極力抑えたいものですよね。
メリノウールの繊維は雑菌が付着しにくい性質。それだけではなくニオイ分子そのものを吸着して閉じ込める性質をもつので、臭いが発生しにくく、洗濯せずに何日間も着用することが可能です。


そんな天然の抗菌防臭効果があるウールに、さらに酵素による加工をプラスしたMITSUBOSHI 1887のメリノウールは、専門機関のテストでも証明されたダブルの抗菌防臭パワーを持っているのです。

7日連続で着ても臭くなりにくいウールシャツ

ニオイにくく汚れにくいということで、着るたびに洗濯をする必要がありません。
素肌の上に着るシャツでも、2~3回着たら洗濯するぐらいのイメージで大丈夫。
だからお手入れが簡単で、生地も傷めにくいので長持ちしてくれます。

とはいえ、あまり汗だくになった時にそのまま放置するのは、例え臭いが気にならなくても生地を傷めてしまいます。「汗をかいたな!」と思った日は、きちんと洗濯してくださいね。


ちなみに、洗濯の回数が減るという事は、「地球にも優しい」という事につながります。
洗濯1回で使う水の量は、洗濯物1kgに対して10リットルと言われており、大手電機メーカーの情報によれば、1人の洗濯物量は1日あたり約1.5kgほどだとか。4人家族なら6kg、つまり60リットルもの水を使うという事になります。
洗濯回数や量が減るということは、つまり汚れた水の排出が少なくなるということにつながりますよね。

また、マイクロプラスチックが海を汚す原因のひとつである、という話を聞いたことがありませんか?
化学繊維の衣類を洗濯する際に使用される水が152リットルだった場合、約70万個ものマイクロプラスチックが海へ流れ出ていると言われています。洗濯しなくても数日間着続けることができ、さらに洗濯してもマイクロプラスチックが発生することがない「天然素材・メリノウール」を着ることは、環境負荷を減らす選択肢でもあります。
マイクロプラスチックによる海洋汚染を防ぎましょう!

MITSUBOSHI 1887のメリノウールは、家庭用洗濯機で洗えるマシンウォッシャブル仕様。洗濯ネットに入れて、ウール対応の洗剤を使っていただければ、洗濯機のドライコースで洗うことができます。ドライコースは使う水の量が少ないため、この点も環境に配慮していると言えますね。

お手軽に洗濯機で洗うことができると言っても、
「やってはいけないこと」があります。
以下の3つは守ってご利用ください。

①乾燥機をご利用いただく事ができません。
 脱水が終わったら、すぐに吊るしか平置きで陰干しするようにしてください。

②アルカリ性の洗剤を使用すると生地を痛めてしまいます。
 必ずウールに対応した洗剤をご利用ください。

③保管する際は、虫害に注意する必要があります
 しばらく着用しない時は、かならず防虫剤を使ってください。

ちなみに、私も2021年の3月に買ったメリノTシャツをずっと洗濯機で洗っています。
毛玉が出来たり、極端な縮みが出たりという事もなく、快適に着させてもらっていますよ。


いかがでしたでしょうか。
「そうなんだ!」と感じて頂けていれば嬉しいです。
夏のウールシャツの利点は、その機能性や着心地、洗濯回数以外にもたくさんあります。

整ったキレイな見た目は暑さを感じさせず、素材の質感の力もあって大人っぽさを演出できるというのも大きな魅力。
夏のコーディネートは使えるアイテム数が多くなく、1つ1つのアイテムがシンプルなものになってしまいます。

その点、メリノウールのキメ細かい生地感は非常に高級感がありますし、コットンやポリエステルでは表現ができない素材感や美しいドレープによってコーデ全体の印象をガラッと変える事ができます。

着ているだけで人目を引くことができるキレイな見た目で、夏に適した衣服と言えますね。

他にも「火に強い」という特性を持つためキャンプやバーベキューの場に適していることも挙げられますし、夏に限らないのであれば、染色性の高さによって非常に深みのある色が出せる事や、同じ理由で色落ちがしにくいということ。
また、優れた弾性回復力を持っているのでシワになっても一晩ハンガーにかけておけば直ってしまう事など、ウールのいいところはまだまだお伝えすることができそうです。

これらは、またの機会に説明させていただこうと思います。



◆暑い夏にMITSUBOSHI 1887がおすすめするメリノTシャツ

「23時間を快適にする」メリノTシャツは、最高級メリノウールのライトウェイトニットを使って作られています。
サラッと快適な着心地で、肌触りがよくべた付かず、夏場に1枚で気軽に着ていただけます。
屋内のリラックスシーンから、ちょっとしたお出かけ、アウトドアシーンまで幅広く使ってみてください。




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