自然や自分を大切にしたい人にMITSUBOSHI 1887はぴったり(フィンランドと日本の架け橋 ノーラ・シロラさん)
 

自然や自分を大切にしたい人にMITSUBOSHI 1887はぴったり(フィンランドと日本の架け橋 ノーラ・シロラさん)

  • by SHOPSTAFF

MITSUBOSHI 1887を愛用してくださっている「使い手」の声と出会うMeets VOICE(ミツボイス)。今回は、フィンランド出身で、フィンランドと日本の架け橋となる外交関係のお仕事に従事しているノーラ・シロラさんに代表の岩田真吾(真)がお話を伺いました。

 

 

フィンランドは一番近いヨーロッパ。
フィンランド人と日本人は感覚も近い気がします。

 

(真)
ノーラさんは、フィンランドのどちらの出身なのですか?

(ノーラ)
ヘルシンキから車で2時間ほど北に進んだところにある、
タンペレという町です。フィンランドの第3の都市で、湖水地方として知られているエリアにある森と湖に囲まれた自然豊かな場所です。サウナ・キャピタルとしても有名で、世界で唯一のムーミン美術館もあります。

(真)
首都のヘルシンキからそれほど離れていないんですね。日本で言うと、どの辺りのイメージになるんでしょうか?


(ノーラ)
そうですね…一番近いのは、大阪かな? 日本でいう東京、名古屋、大阪というのが、 フィンランドだとヘルシンキ、トゥルク、タンペレの3都市に当てはまるのかな、と。そういう意味では、大阪が一番近いんじゃないかと思いますね。

(真)
なるほど!ちなみに大阪は商業都市としても有名ですが、タンペレは商業なども盛んな町なのですか?

(ノーラ)
そうですね。大きな川が流れていたり、赤レンガ造りの古い工場棟もあったりするし、
フィンランドのインダストリアリゼーション(工業化)においてすごく重要な場所でした


(真)
大阪にも、大きい川や赤レンガの建物があります!こんなにも共通点があるなんて、驚きです。
ちなみに私はヘルシンキに何度か行ったことがあるのですが、フィンランドはとても安全な国だという印象でした。24時間チケットを買ってサウナ巡りもしましたが、危ない目にあうこともなく、人もみんなフレンドリーでした。

(ノーラ)
よくフレンドリーだと言っていただくのですが、そうなのかな…?(笑)でも、そう言ってもらえると嬉しいです。

(真)
もしかすると、サウナで知り合うからよりフレンドリーだったのかもしれないですね。
背筋をぴんと伸ばして入っていたら、「サムライスタイル!」って言われて。(笑)フィンランド人はみんな親日で、優しい人が多い印象でした。

(ノーラ)
そうですね、サウナでみんないい気分になっているからかも。(笑)

でも確かに、フィンランドは日本にとって一番近いヨーロッパ(日本から飛行機で最短時間で行ける国)だし、フィンランド人と日本人は、結構感覚が近いんじゃないかなって思います


フィンランドへ帰る度日本に戻りたくなり、今回が3度目の来日。

(真)
遠い国同士なのに似ているのは、何だか嬉しいですね。ノーラさんが初めて日本にいらしたのはいつだったんですか?

(ノーラ)
最初は2015年、留学のために来日しました。 その後フィンランドに帰ったんですが、言語学校に通うためにまた来日して、その後帰国し、去年の1月にまた戻ってきました。フィンランドに帰ると、またすぐ日本に戻りたくなって。

(真)
今回で3回目なんですね!そんなに日本を好きでいてくださって嬉しいです。ノーラさんが日本に興味を持ったきっかけは何だったんでしょうか。

(ノーラ)
もともと私の姉が、日本のアニメとか漫画に興味を持っていて。フィンランドでも日本のポップカルチャーのイベントがたくさん行われていたので、 私も姉についてそういったイベントに行くようになったんです。そのうち、アニメとか漫画というよりは、
ファッションや音楽といった日本の文化に興味を持つようになりました。

(真)
お姉さんの影響があったんですね。日本語の勉強はいつからスタートされたんですか?

(ノーラ)
大学に入学してからです。当時経済を学んでいたのですが、どんな勉強をしたら自分らしい人生を歩めるのか悩んでいて…そこで日本語のクラスを受講し始めて、「
マーケティングと日本語を組み合わせたら面白いんじゃないか」と考えるようになりました。

(真)
そういった経緯があったんですね。遠く離れたフィンランドに日本語が学べる大学があることにも驚きです。実際、フィンランドで日本語を勉強できる場所は多いのでしょうか。

(ノーラ)
日本語を勉強したい人は多いのですが、最近は予算の都合からか、日本語の授業を開講する大学が減っていて。私が通っていた大学も、残念ながらもう今は日本語の授業は行っていません。今大学で日本語の授業が受けられるのはヘルシンキ大学だけだと思います。

でも、大学以外の場所で趣味として学べる場所はあったり、独学で学んでいる人も多いと思います。


サウナと何かを組み合わせることで、フィンランド人も驚くような面白いイノベーションが生まれる。


 

(真)
1回目は留学のため、2回目は言語学校に通うために来日され、3回目である今回はついに日本でお仕事をされていますね。

(ノーラ)
最初の半年はトレイニーとして働いていましたが、今は
日本の企業とフィンランドの企業の間のコミュニケーションを円滑に進めるためのサポートや、様々なイベントでのフィンランドの魅力発信など、さまざまな業務を任せてもらっています。

フィンランドと日本の架け橋になるのが夢だったので、今こういう仕事ができて本当に嬉しいです。

(真)
最初にノーラさんとお会いしたのは、フィンランド・ヴィレッジで開催された「
フィンランドサウナアンバサダー」のイベントでした。サウナアンバサダーという言葉に馴染みがない方も多いかと思うのですが、何をするものなのでしょうか?

(ノーラ)
サウナアンバサダーは、
サウナを通してフィンランドを発信してくださる方のことです。皆さん本当に素晴らしいアイデアを持っていて。サウナと何かを組み合わせることで、フィンランド人もびっくりするような面白いイノベーションが生まれたりするんです

幅広い分野で活動されてる方々が、サウナアンバサダーとして積極的にフィンランドの魅力を発信してくださるのは、本当に有り難いですね。

(真)
フィンランドと日本のサウナ好きが集まることで新しいイノベーションが起きているんですね。
その一方で、「サウナ」がフィンランド語だと知らない日本人もまだまだ多いと思いますが、フィンランド人にとってサウナはどんな存在ですか?

(ノーラ)
サウナは、フィンランド人の生活に欠かせない存在です。ほとんどの家庭にありますし、
感覚的には日本人にとってのお風呂のようなものだと思います。

(真)
フィンランド人の日常には欠かせない習慣なんですね。日本にいてサウナが恋しくなることもありますか?

(ノーラ)
そうですね。フィンランドでは、普段は大体週1回くらいはサウナに入っていましたし、サマーハウスだったら毎日のようにサウナに入っては湖に飛び込む生活をしていたので。日本に来てから、
サウナの素晴らしさをより実感するようになりました。

だから、こういうイベントが日本で開催されていることは、本当に嬉しいです!


作るプロセスや品質へのこだわりが、”Quality over quantity(量より質)”を大切にするフィンランド人にもハマる。


(真)
先ほど日本のファッションに興味があったというお話もありましたが、フィンランドのファッションにはどんな特徴があるのでしょうか?

(ノーラ)
町を歩いている人は、
結構暗めのカラ―でシンプルなスタイルが多いです。そこに、アクセントとしてピアスとかネックレスといったアクセサリーや、柄物を入れたり。
フィンランドは柄物でよく知られていて、例えばマリメッコとかフィンレイソンとか、自然からインスピレーションを受けた柄がたくさんあるんです

あとは、プラクティカルな面もすごく大事にしています。子供から大人まで、質が高くて使いやすい服を選ぶことが多いですね。例えば、防水などの機能がある服や靴を身につけたりとか。

(真)
確かに寒くて雪も多いフィンランドでは、特に防水や防寒の機能が重視されそうですね。ちなみに、素材はどんなものが多いのでしょうか?

(ノーラ)
ウールやコットン、リネンなどの天然素材を好む人が多いですね。
あとフィンランドは、木材やテキスタイルのイノベーションの分野で世界をリードする国としても知られています。最近だと、フィンランドの森林業界大手のメッツァ・グループと日本の伊藤忠商事がタッグを組んで、木質ファイバーを使った洋服づくりを行なっています。

(真)
天然素材に加え、新素材を使った服の生産も積極的に行っているんですね。

(ノーラ)
そうなんです。あと、最近は
サスティナビリティも非常に重視されていて、洋服づくりへのリサイクルマテリアルの活用なども進んでいます。

例えば、最近日本にも進出しているフィンランド発のファッションブランド「Pure Waste」は、100%リサイクルの材料で作るブラウスやエコバックをリリースしています。

(真)
使いやすさにもこだわり、なおかつサスティナビリティも重視したファッションが支持されているんですね。
そういう意味では、三星のウールは100%生分解性で土に還るし、良い育て方をした羊の毛を使用することにこだわって作られているので、フィンランドの方にも手にとっていただきやすいかもしれません。

(ノーラ)
そうですね。作るプロセスにこだわって良いものを届ける姿勢は、”
Quality over quantity(量より質)”を大切にするフィンランド人にもハマる気がします。


「家でも外でも着られる、気持ちのよい服」がフィンランドでもブームに。


 

(真)
では、日本とフィンランドのファッションで違いを感じる点はありますか?

(ノーラ)
フィンランドは日本よりも
ユニセックスな洋服が多いように感じます。

あと、全体的にもう少しリラックスした感じが多いです。あまりハイヒールを履いている女性がいなかったり、スーツを毎日着る人も少ないですね。首相をはじめとする政治家も、フィンランドのブランドの服を着ていたりします。マリメッコなどの代表的なブランドから、TAUKOとかHáloなどの小さめのブランドまで、幅広いブランドの服を着ていて面白いです。

(真)
政治家の方が率先して自国のブランドを着用しているのは素敵ですね!では、最近フィンランドで流行しているファッションはありますか?

(ノーラ)
日本でもそうだと思いますが、コロナの影響もあり、最近はフィンランドでも
家でも外でも着られるような気持ちのよい服がブームになっていますね。

(真)
なるほど。今、世界的に「
ツーマイルウェア(ワンマイルだと近すぎるからツーマイル)」と呼ばれるような、リラックス感もありつつ外出時や人に会ってもきちんとも見えるような洋服がトレンドになっていますよね。


無駄のないデザインで、どんな服にも合わせられる。軽い着心地やナチュラルな色合いもいい。


 

(真)
ノーラさんご自身も最近はフィンランドらしいシンプルなスタイルが多いとお伺いしましたが、フィンランドの服とMITSUBOSHI 1887のパーカーは合いますか?

(ノーラ)
とてもよく合います!このパーカーはシンプルで無駄のないデザインで、どんな服にも合いますね。スカートやパンツだったり、あとはアウトドアで履くようなリラックス感のあるスウェットパンツとかにも合わせられるし。おしゃれで質も高いので、職場など
色々な場面でも使いやすいと思います。

(真)
そう言っていただけて嬉しいです。最近だとどんなシーンで着ていただきましたか?

(ノーラ)
この前、妹とショッピングに出かけた時も着ていきました。あと、こんなおしゃれなパーカーを家で着るのはもったいないかなと思いつつ、家で着ることもあります。

(真)
ぜひおうちでも着ていただきたいです!実は、MITSUBOSHI 1887のパーカーはパジャマとして着るのにもぴったりなんですよ。人間は寝ている間に汗をたくさんかくんですが、
ウールは汗を吸って外に吐き出すことで自動的に体温調節をしてくれるんです。とても寝心地がいいので、ぜひ試してみてください。

ちなみに、普段着ていて着心地はいかがでしたか?

(ノーラ)
とってもいいです。パーカーってたまに暑くなりすぎたり、重たく感じちゃったりするけど、
このパーカーはすごく軽くて心地いい

フィンランドでは服をたくさん重ねすぎて着膨れしちゃうのが嫌だったんですが、このパーカーだと下に1枚着るだけですごく温かくていいですね。
あと、この自然な明るい色も気に入っています。

(真)
実はこれは、羊の毛そのままのナチュラルな色なんです。MITSUBOSHI 1887では良い原料を厳選して選んでいるので、色を染めなくてもこのように綺麗な色に仕上がります。

(ノーラ)
すごいですね!高品質でナチュラルなイメージはフィンランドでも大事にされているので、フィンランド人にもフィットすると思います。


柔らかくて肌触りもいいMITSUBOSHI 1887のパーカーは、アウトドアやサウナの後で着るのにもぴったり。


(真)
この間はキャンプをご一緒させていただきましたね!キャンプ場の印象はいかがでしたか?

(ノーラ)
想像を超えたキャンプ場でした!街から離れたところにフィンランド式のテントサウナがあって、素敵な大きい滝があって…フィンランド人にとっても夢のような、本当に最高すぎる組み合わせで。たぶん合計7回くらいサウナに入って、滝に飛び込んだかな。(笑)

しかもその日は満月で、星空に焚き火に、本当に最高のものばかりで。その週末に得たエネルギーで今も生きていけています。

(真)
それは良かったです!サウナブームのおかげもあって、日本でもテントサウナを体験できる場所が増えてきましたよね。
そのときもMITSUBOSHI 1887のパーカーを着ていただいていましたが、サウナと滝に入った後に着るパーカーの着心地はどうでしたか?

(ノーラ)
サウナで体がぽかぽかした状態でパーカーを着ると、より気持ちよく感じました。柔らかくて、肌触りがよくて。

サウナの後すぐにタイトな服を着ると、汗をかいてしまって気持ち悪く感じてしまうこともあるんですが、こういう軽い素材のパーカーなら暖かすぎず、着やすいです。サウナの後に着るのにもぴったりだと思います。

(真)
フィンランドの方にそう言ってもらえるなんて光栄です!逆に、寒いと感じることもなかったでしょうか。

(ノーラ)
全く感じませんでした。キャンプ場の 気温は12℃~13℃ぐらいだったと思うんですが、パーカーを着て焚き火のそばにいたら、全然寒くありませんでした。



(真)
良かったです。ちなみに、ウールの発火温度は
570℃~600℃と非常に高いので、焚き火に近づいても安心なんです。アクリルなどの場合、燃えるとじゅわっと穴が開いてしまうのですが、ウールは火の子が飛んできてもちょっと表面が焦げるだけで、パパッと払うだけでOKです。

(ノーラ)
それは知りませんでした!ウールって、
キャンプにも最適な素材なんですね。

(真)
そうなんです。ちなみに、ご自宅での洗濯で困ったことはありませんでしたか?

(ノーラ)
いいえ、まったく。私は白が好きなんですが、よくチョコレートとかで汚してしまうんですよ。この間もせっかくのパーカーをうっかり汚してしまって。でも、
ちょっと洗剤をつけて洗ったら簡単に落ちました

(真)
それは良かったです!実はウールは、
コットンの10倍ぐらい汚れにくいと言われています。髪の毛のように表面がキューティクルで守られているので、汚れが染み込みにくくいんですよ。汚れても洗濯ですぐに落ちるので、アウトドアにも最適です。白を着るなら、断然ウールがおすすめです!

では最後に、MITSUBOSHI 1887のパーカーはどんな人に似合いそうだと思いますか?

(ノーラ)
男女を問わず、本当に幅広い人に似合うんじゃないでしょうか。
シンプルに暮らしたい人や、自然や自分を大切にしたいと思っている人にぴったりなんじゃないかと思います。

(真)
ありがとうございます。これからもシーンを問わず、MITSUBOSHI 1887のパーカーをたくさん着ていただけたら嬉しいです。

本日は貴重なお話お聞かせいただき、ありがとうございました。

今後のご活躍、心より楽しみにしております!
 

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