【PARTNER’S VIEW】松坂屋名古屋店 / 森バイヤー – MITSUBOSHI 1887
 

【PARTNER’S VIEW】松坂屋名古屋店 / 森バイヤー

  • by SHOPSTAFF

POP-UPイベント等でMITSUBOSHI 1887の商品をセレクトいただいたバイヤー様にお話を伺うパートナーズビュー。

今回は、松坂屋のバイヤーである森様に、代表の岩田真吾(真)がお話を伺いました。

◆ラインナップ

新しい文化を世に生み出し、発信し続ける老舗百貨店
百貨店は、自分にとってすごくキラキラしている世界だった
持続可能な社会を目指すブランドが集う「THINK THE FUTURE」
小さなアクションの積み重ねで、未来は大きく変えられる
11月3日(水)~11月8日(月)の期間中、松坂屋名古屋店 オルガン広場にてMITSUBOSHI 1887がプロモーションされます
ひつじサミット尾州のお礼

◆新しい文化を世に生み出し、発信し続ける老舗百貨店。


(真)
本日はよろしくお願いいたします。
松坂屋は特に名古屋の人々にとっては大変なじみ深い百貨店ではありますが、改めて松坂屋とはどんなお店なのか教えていただけますでしょうか?

(森)
松坂屋は、今から410年前の江戸時代に、「いとう屋」という呉服店から始まりました。「松坂屋」という名前は、もともとその伊藤屋が名古屋から江戸に進出した際に買収した上野の呉服屋から取ったもので、当時「より地域に根付いた名前にしよう」という考えから、その名前に変更したそうです。当店以外にも呉服店からスタートした百貨店は多いですが、実は私たちが一番最初だったと言われています。

また、他にも松坂屋が日本全国で初めて行ったと言われているものがあり、その1つが「福袋」。明治時代に「多可良函(たからばこ)」という名称で初めて販売を開始したそうです。さらに、「デパ地下」や「エレベーターガール」も、松坂屋が一番最初に始めたものだとされています。

現在松坂屋名古屋店は本館、北館、南館の三館構成で、館内にはショップだけでなく美術館や画廊、史料室といったエリアもあり、お買い物以外にも充実した時間を過ごしていただけるようになっています。松坂屋がお店全体として掲げているキャッチコピーとして「生活と文化を結ぶ松坂屋」というものがあります。これは、お買い物をするだけでなく、文化にも触れていただける場所にしたい、という考えから生まれたコンセプトです。今年は創業410周年ということで、現在は史料室で松坂屋美術館で昔から保存されている着物の展示をしていますが、12月には幅広い世代から愛されるキャラクター「ミッフィー」の展覧会も開催します。このように幅広い世代のお客様に楽しんでいただけるような文化的発信をしています。

また、もう一つ注目のエリアとして、今回MITSUBOSHI 1887さんにポップアップでご出店いただく南館1階の「オルガン広場」があります。名前のとおり大きなパイプオルガンがあって、土日には演奏者の方が来て弾いてくだるので、オルガンの音色を聞きながら気持ちよくお買い物していただけます。

(真)
パイプオルガンの音色を聞きながらのお買い物、贅沢なひとときですね!お買い物だけでなく美術や歴史、音楽と、さまざまな文化に触れられる百貨店なんですね。

では、松坂屋のある街、栄の魅力についてはいかがでしょうか。

(森)
栄は、名古屋のシンボル的存在であるミライタワー(*旧名テレビ塔)を中心に、百貨店や商業施設、高級ブランド店がひしめく名古屋随一の繁華街です。お子様からご年配の方までさまざまな年代の方が集う、楽しい街でもあります。

名古屋の繁華街というともうひとつ名古屋駅エリアがありますが、こちらはビジネスマンも多く、どちらかというと「目的を持って来る街」というイメージがあります。それに対して、栄はゆっくりとお買い物をしたり、楽しく会話をしたりしながら歩くような、どこかゆったりとした空気がある街ですね。

(真)
なるほど。まさに、文化を楽しむ場所・松坂屋が位置するにふさわしい街という感じがしますね!

◆百貨店は、自分にとってすごくキラキラしている世界だった。

(真)
では、そんな松坂屋でバイヤーをされている森さんの現在のお仕事や、これまでの経歴について教えてください。

(森)
私は現在プロモーションスタッフとして、主に婦人服のイベントを担当しています。例えば期間限定のポップアップを企画したり、今回MITSUBOSHI 1887さんに参加していただく「THINK THE FUTURE」のように、たくさんのお店や作り手の方と一緒に1つの大きなイベントを作り上げたりしています。また、婦人服のプロモーション活動として、販売員と協力してアイテムを上手くPRできるような動画を作り、インスタグラムにアップするなどの広報活動も行っています。

私はもともと関西出身なのですが、百貨店は小さいときから馴染みがありました。私にとって百貨店はすごくキラキラしている世界で、昔から「大好きな百貨店でバイヤーとして働きたい」という思いと、「楽しいことを仕事にしたい」という思いがあったんです。

就職先として色々な百貨店を見ていく中で「松坂屋は新しいことにどんどん挑戦する社風がある」ということを知り、実際にお会いする社員の方も個性的な方ばかりで、とても楽しそうな職場だなと。また、女性が多い百貨店業界には珍しく男女比も1:1くらいで、子育てをしながら働いている方も多い。色々な人がいきいきと活躍しているのを見て、ぜひ松坂屋で働きたいと思い入社を決めました。

(真)
新しいことにどんどんチャレンジしていく社風や、誰もが長く楽しく働けそうな雰囲気が決め手になったんですね。


◆持続可能な社会を目指すブランドが集う「THINK THE FUTURE」


(真)
今回MITSUBOSHI 1887が出展させていただく「THINK THE FUTURE」という企画は、もともといつ頃始まったイベントなのでしょうか。

(森)
2年前に先輩が立ち上げたイベントで、今回が3回目になります。ジェンダーレス・地域社会貢献・環境・震災支援の4つのテーマに沿ってお店をピックアップさせていただき、今年は全部で8ブランドに出店いただけることになりました。今回MITSUBOSHI 1887さんには、地域社会貢献の部門からご出展いただきまが、他にもペットボトルなどのリサイクル素材で作った洋服を販売しているブランドや、愛知県の知多地方で生産される知多木綿を使った商品を展開しているブランドなど、多種多様なお店が参加してくださいます。

(真)
「未来を考える」というテーマのもと、それまで知らなかった地域のブランドや伝統工芸に出会えるのも楽しいですよね。ちなみに、今回MITSUBOSHI 1887に初めてお声かけをいただけたのにはどういった背景があったのでしょうか?

(森)
ちょうど出展いただける方を探していた時期、当店の店長に、岩田さんが松坂屋のラジオ番組にご出演されると聞いたんです。収録の一週間前くらいに、店長が「今度、ラジオに三星の岩田さん来るんだよ。知ってる?」って。

その時は存じ上げなかったのですが、インターネットでホームページを拝見させていただくと、まさにSDGsに精力的に取り組まれていたり、ひつじサミット尾州というイベントを開催されていたりと、色々なことに積極的に取り組まれている会社だなと思いました。しかもお洋服も作られているということで、まさに「THINK THE FUTURE」のコンセプトにぴったりだと思い、すぐに店長にご連絡先をお伺いしました。

(真)
松坂屋さん提供のラジオ番組「カトレヤミュージック」ですね!あの節は、本当に楽しく色々なお話をさせていただきました。でもまさか、そこが最初のきっかけだったとは(笑)

◆小さなアクションの積み重ねで、未来は大きく変えられる。


(真)
では、森さんご自身はこの「THINK THE FUTURE」というイベントを通して、来ていただいたお客様にどういったメッセージや世界観を発信していきたいですか?

(森)
このイベントが、未来を考えるための1つのきっかけになればいいなと思っています。

近年はSDGsという言葉も、教科書に載っていたりテレビで取り上げられたりして、以前にも増して浸透してきていますが、実際何かと言われると意外とよく分かっていない、という方も多いと思うんです。私自身、こうして仕事で触れる機会があったからこそ理解できていますが、そうでなければきちんと理解できていなかったんじゃないかと思います。

そういう意味で、このイベントが少しでもSDGsへの理解を深めるきっかけになればと思います。小さなアクションでも、その積み重ねで未来が大きく変わるということを、伝えていけたらと思います。

松坂屋名古屋店が環境月間としている今(11月)、店内にはいたるところに環境問題やフードロス削減などに貢献できる商品が並んでいます。お買い物を通じて誰でも気軽に参加できるサステナブル活動に1人でも多くの方が興味を持っていただけると嬉しいです。

(真)
ありがとうございます。私たちもこのイベントを通して、生分解性で環境に優しいウールのサスティナブルな一面を知っていただき、少しでも未来を考えるきっかけづくりのお手伝いができれば嬉しいです!

話は変わりますが。少しずつコロナの感染者数も落ち着いてきている状況で、現在松坂屋さんが実施されている感染防止対策について教えていただけますでしょうか。

(森)
お客様にマスクの着用と入店時の検温をお願いしており、37.5℃以上の方はご入店をお断りさせていただいております。また、販売員の検温はもちろん、店内各所へのアルコールの設置や必要に応じたパーテ―ションの設置、定期的な除菌や換気などの対策を徹底しております。今回のイベントも同様に万全な対策をしておりますので、ぜひ安心してご来店いただければと思います。

(真)
ありがとうございます。ぜひ、たくさんのお客様にお越しいただければと思います。

今回松坂屋さんではポップアップに加え、土日には羊毛を使ってフェルトボールの羊さんづくりが体験できるワークショップも開催させていただけることになりました。この羊さんは中に石鹸が入れられるようになっていて、小さなお子様が手を洗いたくなるだけでなく、石鹸がなくなったあとのウールを土に埋めることで肥料にできるという、まさに今回の「THINK THE FUTURE」にぴったりのサスティナブルなワークショップとなっております。ぜひ、ご家族で遊びに来ていただけたら嬉しいです!

森さん、本日は貴重なお時間をありがとうございました!


◆11月3日(水)~11月8日(月)の期間中、松坂屋名古屋店 オルガン広場にてMITSUBOSHI 1887がプロモーションされます

松坂屋名古屋店南館1F オルガン広場にて、「23時間を快適にする」メリノTシャツや、スーパーメリノ フーディーパーカー等のアイテムの他、これからの季節に必要となるストール等を期間限定でご紹介いただいております。

また、11月6日(土)・7日(日)の2日間はひつじソープ作りのワークショップを開催いたします。
ひつじサミット尾州の三星毛糸会場にてキットが完売するほどの人気コンテンツをぜひ体験してみてください。

松坂屋名古屋店の詳細につきましては以下にてご確認ください。
THINK THE FUTURE特設ホームページはこちら
■営業時間:10:00~20:00
 *11月8日(月)のみ、THINK THE FUTURE会場は18:00までの営業となります
■元日のみ休業
■お問い合わせ:052-251-1111
■アクセス
こちらの松坂屋名古屋店オフィシャルサイトをご確認ください


◆ひつじサミット尾州開催のお礼

10月30日~10月31日の二日間にわたり、尾州(愛知県一宮市~岐阜県羽島市近郊の繊維産地)にて「ひつじサミット尾州」のを開催しました。

三星毛糸 / MITSUBOSHI 1887も参加する「ひつじサミット尾州」とは、「着れる、食べれる、楽しめる。ひつじと紡ぐサステナブルエンターテイメント」をキャッチコピーとする新しい産業観光イベントです。

関係者の皆さまやご参加いただいた方々の協力のおかげで、無事実施することができましたこと、この場を借りてお礼申し上げます。

詳しい振り返りはまた次回行う予定です。
お楽しみにどうぞ!

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