ウール再生循環プロジェクトReBirth WOOL – MITSUBOSHI 1887
 

ウール再生循環プロジェクトReBirth WOOL

  • by SHOPSTAFF


ウールは何度でも甦る。ReveseからReBirthへ。

ReBirth WOOLとは、使い終わった衣服やその製造工程で出る端材を毛糸に戻す「反毛」という技術を活用したウール再生循環プロジェクトです。
尾州産地(愛知県一宮市~岐阜県羽島市を中心とするウールの生産地)に伝わる伝統技法を、ミライへつながる形にアップデートしていきます。

ReBirth WOOLではあなたが愛した衣服と他の皆さんの愛した衣服を融合し、手袋やニットキャップ等の小物、ブランケットやセーターなど幅広いアイテムへと甦らせます。


あなたの衣服がワタに還って混ざり合い、
糸となり生地となって新たなる製品へと生まれ変わり
次のステージで活躍する。
その後はまたワタへと還り、また次のステージへ…。


元に戻す”Reverse”に止まらず、生まれ変わらせる”ReBirth”へ。
新しい物語を共に紡ぎませんか?


◆目次
ReBirth WOOLの目指す世界 ~ウールは何度でも甦る~
ReBirth WOOLプロジェクトによるウールの再生サイクル
 ①【回収】三星毛糸では2022年3月よりウール製品の回収に取り組みはじめました。
 ②【仕分け、裁断】衣服を生まれ変わらせるため、集めた衣服を仕分け、裁断します
 ③【反毛】分解された素材をワタに還す
 ④【紡績】ワタを糸へと加工
 ⑤【生地化、製品化】糸から製品へ生まれ変わる
ReBirth WOOLの製品に興味がある方へ
ReBirth WOOLを知る関連動画
・衣服回収に協力する


 ◆ReBirth WOOLの目指す世界 ~ウールは何度でも甦る~

ひつじから採る事ができるウールは、何度でも再生可能な素材です。
高い品質を保つことができなくなってもウールを土に埋める事で生分解され、ひつじが食べる草の栄養になり、ひつじが成長する糧となります。


◆ReBirth WOOLプロジェクトによるウールの再生サイクル

ReBirth WOOLとは、皆様からお預かりしたウール製品を「ワタ」の状態に戻し、ワタから糸へ、糸から生地や製品へと生まれ変わらせる循環を生み出すプロジェクトです。

*紡績工程ではヴァージンウールを調合し、強度を高めています。


これまで尾州で一般的とされていた反毛は、強度や値段の点から、再生した反毛素材にポリエステルなどの化学繊維を30%程度混ぜて紡績していることが多かったと聞きます。
一度化学繊維を混ぜてしまうと次の再生は極めて難しくなってしまうため、ReBrith WOOLでは技術開発によりウール100%の再生を実現しました。

生まれ変わった製品もいずれは使われなくなっていきますが、ReBirth WOOLプロジェクトではその製品も再度回収し、生まれ変わらせていく循環の輪を作っていきます。


ReBirth WOOLの工程を詳しく見ていきましょう。


◆【回収】三星毛糸では2022年3月よりウール製品の回収に取り組みはじめました。

このプロジェクトでは基本的に「ウール100%」あるいは「ウールが混ざっている」アイテムを、MITSUBOSHI 1887製品を購入いただいているお客さまやLEXUS MEETS... ”HIBIYA”の展示をご覧いただいたお客さま、また各種メディアをご覧いただいた皆様からお預かりしてきました。

2022年7月に第一期を終え、現在第二期の回収キャンペーンを開催しています。


◆【仕分け、裁断】衣服を生まれ変わらせるため、集めた衣服を仕分け、裁断します 

回収した衣服をそのままワタに戻すことはできません。
その前に素材ごとに仕分けを行い、不純物を除去しておく必要があります。

今回は株式会社ecommit様・浅野産業株式会社様の協力のもと、2022年7月18日(月)海の日に三星毛糸へ一般のお客さまを含め総勢30名が集結し、ReBirth WOOLプロジェクトで集めた衣服の分別・分解を行うイベントを開催しました。

◆ウール100%か混紡か、ニット製品か織物か、というだけではなく色でも細かく分別していく。



◆分別した衣服は縫い糸やボタン等のウールとは異なる素材を切り外して下処理を進行する


◆【反毛】分解された素材をワタに還す

分解された素材もすぐにはワタにできません。
反毛機でほぐす、割糸機で粉砕する等の手段でワタの状態に戻します。


◆衣服を引っ搔いて繊維を引き出していく


◆大まかに繊維を引き出した状態。ここからさらに細かく繊維を引き出していく



◆ローラーにはやすりのような細かい凹凸があり、それにかけられることで繊維がワタ状態になっていく



◆ワタに還った状態


◆【紡績】ワタを糸へと加工

反毛で出来上がったワタにバージンウールを混ぜ込んで強度を高め、引き伸ばしながら撚りをかけ、糸にしていきます。


◆紡績工場の様子


◆皆様のウール製品から出来上がった糸


◆【生地化、製品化】糸から製品へ生まれ変わる




糸を加工する「撚糸」を行う産地の協力工場と「この糸を使って何を創り上げるか」という話し合いとサンプル製作を進め、セーター、手袋、ソックス、アームウォーマー、レッグウォーマー、ニットキャップなどのファーストサンプルコレクションを創り上げました。

また、織っていく事で生地を作り、ブランケットに生まれ変わらせることもできます。


◆ReBirth WOOLの製品に興味がある方へ

2023年初めにReBirth WOOLの製品をオーダーいただける機会を作る予定です。
最新情報をご希望の方は、こちらのフォームから連絡先のご登録をお願いいたします

 

 

 

*登録時の注意
①ストアの注文機能を利用して登録を行います。
 お支払い画面に移行しますが、登録のみであれば決済の必要はございません。
②商品の注文と情報希望の登録を同時に行わない様お願いします。
③情報はメールマガジンを利用してお送りいたします。
 登録時に「ニュースとオファーをメールで受け取る」のチェックを外さない様お願いします。

◆ReBirth WOOLを知る関連動画

▼日本経済新聞 「LBSローカルビジネスサテライト」 
2022/06/01
「ウールを何度も再生、脱大量廃棄へ世界の老舗が挑戦」

 

▼NHK WORLD 「The Signs」
2022/08/13
Apparel Strides into the Future(6:34〜)

 

 

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